今、認知行動療法は、その臨床的効果が証明されている心理療法として、注目を集めています。しかし、一朝一夕に習得できるものではなく、今現在では日本では体系的に学べる機会もそう多くはありません。このため、少しでも多くの方に認知行動療法について知っていただきたいと思い、講習会を開催していくことを計画しています。
初回となる今回は、認知行動療法を臨床に用いるために必須となる、外来診療の基本技術とあわせて、講義とロールプレイを行いたいと思います。すべての病院心理臨床の基本となることですが、なかなかマニュアルにも書いておらず、習得が難しいことばかりの内容になりますので、認知行動療法の導入にかかわらず、日常診療にお役に立てていただければ幸いです。
それでは奮ってご参加ください。お待ちしております。
テーマ:病院での認知行動療法の基本技術と知識
対象: 医師・臨床心理士・看護師ほか心理関係の医療従事者の方 および心理学・医学・看護学などの学生の方
日時: 平成24年8月5日(日)14:30〜17:50
平成24年8月19日(日)14:00〜17:20
両日とも同内容の予定
内容: 認知行動療法のマニュアルに書いていない 、臨床のコツ
認知行動療法をうまく適応するためには、マニュアルを機械的に適応すればよいわけではありません。患者さんの問題に介入法をうまく合わせる必要があります。そのためには、主訴、病歴、生活歴などを正確に聴取する必要がありますし、なぜ病気になったのか、なぜ病気が長期化しているのかを理解する必要があります。そのための知識や技術は、ケースフォーミュレーションと呼ばれていますが、普通、認知行動療法のマニュアル本には書いてありません。ここではそれらの知識や技能について、お話します。
講師: 有村 達之 (九州ルーテル学院大学)
スケジュール: 約90分:講演
約20分:休憩
約90分:ロールプレイ・まとめ
場所:
福岡市中央区天神1-1-1
アクロス福岡 西会議室ゾーン 6階 606会議室
福岡市営地下鉄空港線 天神駅 16番出口直結
シンフォニーホールや、パスポートセンターのあるビルです。
参加費: 8000円
申し込み方法: メールにてお申し込みください。折り返し連絡を差し上げます。詳しくはこちらへ。
主催者: ネクスト・ウェイヴ株式会社